若干の使用感はありますが、目立った傷などない美品で、動作も良好です。
ゴールドパーツなどあしらった豪華なルックスにみあった、王道のマランツらしい美音を奏でてくれます。ウッドベースやキックが心地よい引き締まった低音から、女性ボーカルやバイオリン等艶のある中高域まで、上位機種のPM１１S2と同じ並行配置採用でクロストークが抑えられ、非常に優れた立体的な音場表現により、心地よい音の空気感に浸れます。
前機種のPM-15S1と聞き比べもしましたが、スピーカー出力、ヘッドホン出力ともにかなりの違いを感じました。
 S1はいかにもオペアンプの音が付与されているあざとい感じがしましたが、フルディスクリート化したS2では明らかなSNの向上と、自然で澄み切った音場が体感できました。

ボリュームコントロールICにはMICRO ANALOGSYSTEMS社製の「MAS6116」を採用しており、本体のノブとリモコン操作ともに0dBから100dBまで、0.5dB刻みで高精度かつスムーズな音量調節ができます。ノブの回し心地がとても気持ちよく、くせになります。
フォノイコライザーは上位機種SC１１S1と同じカレントフィードバック型搭載で、艶やかで力強いMMと、最新のデジタル音源にも引けを取らない解像度のMC両方が、フロントのボタンでワンタッチで切り替えができとても快適でした。
また同じくフロントパネルのスイッチで切り替えが可能なパワーアンプダイレクト入力を装備したパワーアンプ機能や、プリ出力で外部のパワーアンプ、AVアンプなどとの組み合わせも容易なプリアンプ機能など、最新のモデルにも引けを取らない多機能さです。
本体、電源ケーブル、リモコンと説明書が付属。ゆうパック着払いにて即日発送いたします。
マランツオリジナル高速電圧増幅モジュールHDAM（R)SA3搭載
マランツ オリジナルの高速電圧増幅モジュールであるHDAM(R)の最新バージョンHDAM(R)-SA3はコンプリメンタリー・カスケード・プッシュプル型回路のアンプモジュールです。温度特性に優れ、スルーレートは200Ⅴ/μsec以上という超高速アンプです。PM-15S2ではコンスタント・カレントフィードバック・フォノイコライザーとリニアコントロール・ボリュームにおいて最も重要なV/I変換回路にHDAM(R)-SA３を使用しています。
リニアコントロール・ボリューム
ボリュームコントロールICには新たにMICRO ANALOGSYSTEMS社製「MAS6116」を採用。このMAS6116にHDAM(R)-SA3とHDAM(R)-SA2を駆使したマランツ独自の電流帰還型アンプを組み合わせた音量調節回路がリニアコントロール・ボリュームです。PM-15S2ではプリアンプSC-11S1と同様に反転NFB型回路を採用し、従来必要とされていた信号の位相を正相に戻すための反転アンプを取り去ることに成功しました。リニアコントロール・ボリュームは従来と同様に0dBから100dBまで0.5dBステップで高精度かつスムーズな音量調節が可能です。さらに、チャンネル間のクロストーク、連動誤差が非常に少ないため、音場空間の再現性の向上に大きく貢献しています。また、後述のF.C.B.S.機能による複数台連動制御においても正確なボリューム・コントロールが可能となります。
コンスタント・カレント・フィードバック・フォノイコライザー
フォノイコライザー・アンプはプリアンプSC-11S1と同様にコンスタント・カレントフィードバック型を搭載。低域から高域までのNFB量を一定にすることにより、音域による音質の変化の無いスムーズで奥行きのあるサウンドを実現しています。もちろんMC/MM型両方式のカートリッジに対応、これらはフロントパネルのボタンにて、簡単に切り替えが可能です。アナログレコードをより一層愉しめるパフォーマンスを実現しています。

CDダイレクトバッファー・アンプ
CD入力端子の直近にCD専用の入力バッファーアンプを搭載しています。HDAM(R)-SA2モジュールを使った高速バッファーアンプにより、CD入力端子から入った信号は低インピーダンス化されます。これによりチャンネル間、及び入力ソース間の干渉（クロストーク）を抑え、広大な音場再現を可能にします。
二重シールド大型トロイダルトランス
電源トランスは1.5mm厚のアルミケースとケース内に配したコアリングによる二重シールド構造の大型トロイダルトランスを搭載しました。もともとトランスそのものの漏洩磁束が少なくなるよう設計されていますが、音質への悪影響を極限まで少なくするために二重シールド構造としています。モノラルパワーアンプMA-9S2で培われた高音質へのこだわりが、電源トランスにも受け継がれています。また、内部のドーナツ状のリングコアは2段重ねとし、高比重充填剤により封入。唸り音の発生を抑えています。

V/Iサーボ方式電流帰還型パワーアンプ部
パワーアンプ部には上級機PM-11S2と同様にV/Iサーボ方式の電流帰還型回路を採用し、高い安定度を誇ります。入力回路とDCサーボ回路はHDAM?-SA2に更にトランジスタを組み合わせ、オンボードのHDAM（R)-SA3回路を構築。 定格出力が同じアンプでもスピーカーをドライブする能力は様々です。 マランツが近年のアンプ開発におけるコンセプトとして、一貫して追求しているのが瞬時電流供給能力の向上です。これは、強力な磁気回路、低損失のネットワーク回路を備え、アンプに大きな駆動力を要求する現代の最新スピーカーをハイスピードかつ十分にドライブするためには、瞬時電流供給能力を向上させることが最も重要なポイントであると考えているからです。 音質へのこだわりは回路方式や部品にとどまらず、基板のレイアウトにまで及びます。PM-15S2はこれらのトータルの設計により、高い瞬時電流供給能力を獲得しています。新開発カスタムコンデンサー
高い瞬時電流供給能力を支えるコンデンサーには新開発の高音質タイプを採用しました。 上級機と同様に3分割巻構造を採用し、幅広のタブで電極箔と端子とを結んでいます。また、ゆとりある音のために素子固定材で3分割巻された電極箔をソフトかつ確実に支えています。高音質パーツの投入に加え、アースラインの見直しなど随所にマランツ独自の高音質化のノウハウを盛り込んでいます。
並行配置
内部レイアウトは、上級機PM-11S2と同様にマランツ独自の並行配置を採用。入力端子部からスピーカー端子部までの一貫した並行配置により、両チャンネルの信号を同一条件で伝送、増幅することができます。その結果、左右のクロストークを最小限に抑えた広大な音場空間を再現します。
ダブルレイヤードシャーシ、アルミダイキャストインシュレーター
環境にも配慮したクロムフリー1.2ｍｍ厚鋼板を使用したシャーシと3.0mm厚の黒塗装鋼板からなるダブルレイヤー構造を採用。アルミダイキャストによる脚部とともに高音質を支えています。
F.C.B.S. （フローティング・コントロール・バス・システム）機能
制御信号、グランドともにオーディオ信号系とは完全に分離し、音質への影響を排除した「フローティング・コントロール・バス・システム」を搭載しました。最大4台（8チャンネル）までのPM-15S2を高速双方向通信によりシンクロコントロール。マランツが推奨するコンプリートバイアンプから、ピュアオーディオアンプによるマルチチャンネル（サラウンド）システムまでフレキシブルなシステムアップが可能です。
バイアンプモード
2台のPM-15S2をF.C.B.S.接続してシステムアップすることでコンプリートバイアンプ接続に対応し、プリアンプ部からLとＲのチャンネルを分離独立した信号伝送が出来ます。
プリアウト
PM-15S2を単体のコントロールアンプとして使用し、外部のパワーアンプと組み合わせることが可能です。
パワーアンプダイレクト入力端子
フロントパネルのスイッチで切り替えが可能なパワーアンプダイレクト入力を装備しました。AVアンプとの組み合わせによるフロントチャンネルのステレオシステムとの共用等、パワーアンプとして活用の幅が広がります。
金メッキ真鍮削り出し入力端子
CD、PHONO入力端子には真鍮削り出しのピンジャックを採用し、全ての入出力端子に金メッキ処理を施しました。
ドイツWBT社製高品質スピーカーターミナル
スピーカーターミナルは信頼性の高いWBT社製を採用しています。Yラグ、バナナプラグの両方の接続に対応しています。
新型液晶ディスプレイ
従来よりも視認性を高めた液晶ディスプレイ（反転表示型）を採用しました。蛍光表示管に比べ格段にノイズの発生が少ない液晶ディスプレイにより、オーディオ回路への影響を最小限に抑えています。
トーンコントロール機能
トーンコントロールは正確なカーブの得られるアクティブフィルター型を採用。リモコンでオン・オフを切り替えることが可能です。（クロスオーバー：BASS：50Hz ±10dB、TREBLE：20kHz ±10dB）
電子式トリム（左右バランス）調整機能
ディスプレイ＆ブルーイルミネーションオフ機能
マランツ製CDプレーヤー等の操作も可能なワイヤレス・アルミトップ・システムリモコン付属